2014年10月04日

「無知の知」は、ソクラテスの失望だった?


 今回からしばらくのあいだ、「心理学、人生観に関する話」第1、第3土曜日更新)では、
「哲学的思考(哲学的に考える)を身につけるためのアドバイス」
 を、していきたいと思います。


 でね――

「無知の知(むちのち)」
 という言葉を聞いたことがありますか?

 聞いたことがある方もおられると思いますが、
 おそらく、↓このような意味だと教わっているはずです。

        *****
 古代ギリシャ時代、哲学者のソクラテスは、
「私は『知らない』ということを知っている」
 という「無知の知」の境地に至った。

        *****

 とまあ、こんな感じで、
「『無知の知』とは、ソクラテスが体得した高尚(こうしょう)な悟り(さとり)である」
 というふうに一般的には解釈されていますが……

 事実は、そんな大それたものじゃなかったりします(笑

 だって、
「無知の知」というのは、ソクラテスの落胆(らくたん)だったのですから。
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posted by 本条克明 at 10:47| 人生観 | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

「『自分の言葉』で書く能力」を養う文章練習法 (本条克明の場合)


 当サイトの過去記事、
「執筆作法」
 のなかで、僕はこんなことを書いています。

         ***
 僕は以前に、
「『自分の言葉』って、なんだろう?」
 と自問自答をくり返し、
「おそらく、最初に思い浮かんだ言葉が『自分の言葉』なんだ」
 と思い至りました。

 そのため、第一稿では言葉を選ばずに、最初に思い浮かんだ言葉をそのまま書くようにしています。
         ***

 今回は、この記述の補足になるお話をいたします。

 つまり、
「『自分の言葉』を引きだす文章練習法」
 についてです。
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posted by 本条克明 at 10:51| 小説作法 | 更新情報をチェックする

2014年10月18日

真の反ばく法――まけない議論のやり方


このお話は「哲学的思考」に関するお話の第2話目です。
 未読の方は1話目からご覧ください。

「無知の知」は、ソクラテスの失望だった?

          

 僕の父は、学生の頃から一度も議論にまけたことがありませんでした。

  なぜ不敗の議論ができたのか?

 その秘密を、生前に父は僕に明かしてくれました。

 それは、父が哲学者だったからです(笑

 西洋哲学を専攻していた父は、
「ソクラテスが、ギリシャじゅうの賢者と議論をして全勝した方法」
 すなわち、
「正しい議論のやり方(問答法)」
 というものを知っていて、それを実践(じっせん)したからなんですね。
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posted by 本条克明 at 10:31| Comment(2) | 人生観 | 更新情報をチェックする

2014年10月24日

<作品紹介> 「構え」とはなんだ? (短編・ボクシング小説)


この作品は現在、当ページにてEPUB版のみダウンロードできます。
(2017年12月12日に改訂)

          


新刊の電子書籍、
『「構え」とはなんだ?』
のご紹介です。
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posted by 本条克明 at 21:37| 本条克明の電子書籍 | 更新情報をチェックする

【創作後記】 『「構え」とはなんだ?』


よろしければ<作品紹介>からご覧ください。
<作品紹介> 『「構え」とはなんだ?』(短編小説)

          

 さきほど、新刊の電子書籍、
『「構え」とはなんだ?』
 を刊行いたしました。

 ボクシング小説です。
 短編です。
 手軽に読める長さです。

 ちなみに、登場人物は男性だけです。
 霧山一拳(きりやま・いっけん)というボクサーの苦悩と成功を、カツオの視点で描いています。
 今回は、完全に「男の世界」です(笑


 巻末付録として、
「ボクシングの構え方」
 を紹介しています。

スタンス(立ち方)
 スタンダード(一般的な立ち方)
 霧山一拳のスタンス


ガード(腕の構え方)
 スタンダード(一般的なガード)
 デトロイト・スタイル
 ピーカブー・スタイル
 山木俊矢の構え方


 これらの構え方を、イラストを添えて解説しています。

ボクサー構え 上半身st.gif
上の画像は「スタンダード(一般的なガード)」


 イラストは、株式会社ジャストシステム様の『アレンジOK! 素材集』を使って作成しています。
『アレンジOK! 素材集』のもとの著作権は株式会社終作にありましたが、現在は株式会社セルシスに権利が譲渡されています。

          

 前振りはこれぐらいにして――

「創作後記」にはいりたいと思います(笑
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posted by 本条克明 at 22:57| 創作後記(あとがき) | 更新情報をチェックする

2014年10月25日

シンデレラ曲線――アメリカ的な「物語の基本」


 今回からしばらくのあいだ、
「小説、電子書籍に関する話」第2、第4土曜日に更新)では、
『プロット』に関するお話をいたします。

プロットの意味については、こちらをご参照ください。
プロットとは?


          

 日本では、ストーリーの組み立て方として、
(きしょうてんけつ)」
 という方法が説かれています。

   ……… 発端(話がはじまる)
   ……… 話が進む
   ……… 意外な展開になる(盛りあがる)
   ……… 落ち(話がまとまる)

 マンガの世界では「」をたいへん重視しています。
 プロであれアマチュアであれ、マンガを描かれる方は、初心者の段階で「」をたたき込まれていると思います。


 小説やシナリオの世界では――

 アメリカでは特にそうなのですが、
「シンデレラ曲線」
 というストーリーライン(話の流れ)を基本にしています。

 というわけで今回は、
「シンデレラ曲線」
 についてお話しいたします。
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posted by 本条克明 at 09:53| 小説作法 | 更新情報をチェックする

[おまけの話] 物語の起伏は、事件やトラブルがなくてもつくれる?


 今日1回目の更新で、
「物語には起伏(浮き沈み)が必要」
 というお話をしました。

未読の方はこちらをご覧ください。
シンデレラ曲線――アメリカ的な「物語の基本」



 でね――

 エンターテイメント系の小説の場合は特にそうなのですが、
「物語に起伏をつくるためには、主人公が追い詰められるような事件やトラブルが不可欠だ」
 という考え方をしている作家が多いと思います。

「シンデレラ曲線」は、おもいっきりその理論ですよね。


 ですが……

 僕の小説では、大きな出来事(できごと)なんて起こりません(笑
 不幸な事件や、やっかいなトラブルが起こらなくても、物語に起伏をつくることができるからです。
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posted by 本条克明 at 10:27| 小説作法 | 更新情報をチェックする

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